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Symbian OS搭載機、日本で1000万台を突破
Symbian OSを搭載した携帯電話の出荷が、日本で1000万台を突破した。現在、日本向けには6社がSymbian OS搭載機をリリースしている。
英Symbianは、Symbian OSを搭載した携帯電話の出荷が日本で1000万台を突破したと発表した。5月末時点で突破したとしている。
日本市場では、2003年に富士通が最初のSymbian OS搭載機「F2051」(2002年12月の記事参照)をリリース。以降、ノキアや三菱電機、シャープ、モトローラ、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが日本向けにSymbian OS搭載機を投入し、6社の35モデルのSymbian OS搭載機が出荷された。
1000万台を突破した理由についてSymbianは、日本でハイエンド端末の市場が伸びていることと、ドコモがFOMA向けソフトウェアプラットフォームの1つとしてSymbian OSを選択したこと(2003年12月の記事参照)などを挙げている。
なおSymbianは7月12日、Wi-FiやUSB 2.0 On-the-GoをサポートしたSymbian OSの最新版v9.3を発表している(7月12日の記事参照)。
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