携帯3社、MNP手数料は横並び──ボーダフォンも転入手数料無料
KDDI、NTTドコモに続き、ボーダフォン(10月1日からソフトバンク)も番号ポータビリティ転入利用時における手数料を無料にすると発表した。仮予約特典の内容なども含めて携帯3社でほぼ同一となる。
ボーダフォンは8月31日、番号ポータビリティの利用に関わる手数料、手続き方法の詳細を発表した。
ボーダフォン(10月1日からソフトバンクモバイル)への転入時手数料は無料に、ボーダフォンから他キャリアへの転出時手数料は2100円(税込み)。KDDI、NTTドコモと同一の料金設定となる。なお、他キャリアからボーダフォンに転入する場合は3Gのみの契約となり、PDCに契約できない点には注意が必要だ(8月31日の記事参照)。
詳細は以下の通り。
番号ポータビリティ 転入 (他キャリアからボーダフォン・ソフトバンクモバイルへ) |
番号ポータビリティ 転出 (他キャリアへ) |
|
---|---|---|
手数料 | 無料 (別途、契約事務手数料2835円が必要) |
2100円(税込み) (「ハッピーボーナス」や「年間割引」に加入している場合、契約更新月以外に転出すると契約解除料も発生する) |
受け付け窓口 | ボーダフォンショップ、ボーダフォン取扱店、ボーダフォンオンラインショップ | MNP予約申し込み:携帯電話番号ポータビリティお問い合わせ窓口(コールセンター)、My Vodafone(Web)、ボーダフォンショップ |
受け付け開始日 | 2006年10月24日 9月1日〜10月23日まで「MNPプレキャンペーン」を実施 |
2006年10月24日 |
転入するユーザー向けには、端末内のアドレス帳に登録したメールアドレス宛てに、ソフトバンクドメインの申メールアドレスを通知するサービスを提供。転出するユーザーに対しては、転出から60日以内にボーダフォン再転入すると、転出直前に利用していたメールアドレスに戻せるようにする。
ボーダフォンも他社と同様に仮予約のキャンペーンを実施する。転入の仮予約を行い、条件を満たす形で契約を行ったユーザーに対し、「ボーダフォンマイレージサービス」のポイント2000円分(1000ポイント)を付与する特典を設ける。
なお、ボーダフォンは10月1日よりブランド名を「ソフトバンク」に変更(2006年7月13日の記事参照)し、ボーダフォンショップは「ソフトバンクショップ」へ、ボーダフォンマイレージサービスは「ソフトバンクマイレージサービス」などへ、それぞれ名称も変更する。8月中旬から“SoftBank”ロゴ入り端末の投入も開始した。
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