アルカテルとランコム・テクノロジーズは10月12日、米ボストンで開催中のイベント「WiMAX World Conference & Exposition 2006」で、世界共通のモバイルWiMAX技術 (IEEE802.16e-2005) の早期導入を検討している顧客向けの商用製品を発表した。
アルカテルはこの技術を商用化するため、「オープンCPE (ユーザー宅内機器)」ポリシーを強化しており、ランコムとの協力関係のもと、WiMAXソリューション「Evolium」のインフラや、端末へのランコムのチップセットの統合をはじめとするエンド・トゥ・エンド・ソリューションの開発、相互運用試験、共同マーケティング活動などを行っている。
また両社は、PCMCIAカード、室内および屋外CPE、PC接続とVoIP/SIP対応電話の両方をサポートする家庭用ゲートウェイなど、IEEE802.16e-2005規格に準拠した多様な端末を製造するため、ブロードバンド・アクセス・ソリューションの有力プロバイダである台湾の合勤科技に技術供与を行っている。
関連記事
- EV-DOを補完するモバイルWiMAXの実力は
高速走行中のバスからの接続、EV-DOとのシームレスな切り替え――KDDIは大阪でモバイルWiMAXのデモを行い、その実力を披露した。 - 世界共通のプラットフォームを目指すモバイルWiMAX
モバイルWiMAXは、KDDIを筆頭に、多くのキャリアが興味を示し積極的に実験を行っている注目の技術だ。WiMAXフォーラムは日本市場をどう見ているのだろうか。 - イー・アクセスが目指すモバイルWiMAXサービス
イー・アクセスの最高技術責任者、諸橋知雄氏が、2月8日の記者懇親会の席で、モバイルWiMAXについての考えを話した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.