カメラの実力を見てみる:「hTc Z」ロードテスト No.4
200万画素のCMOSカメラを搭載する「hTc Z」。横向きにしたカメラスタイルの撮影や、タッチパネルによる直感的な操作が行えるが、その実力はどれほどのものだろうか。
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「hTc Z」のカメラは、有効画素数200万画素のCMOSカメラで、最大記録サイズは1600×1200ピクセル。液晶の追従性もよく、レスポンスも決して悪い方ではない。また、マクロ切り替えスイッチもあり、メモ代わりに使う分にはそれほど不満もないだろう。
設定できる機能は、携帯電話としては豊富だ。また、タッチパネルで各種の撮影設定が行える。タッチパネル操作は、最近ではペンタックスやソニーのコンパクトデジカメにも採用されており(2006年6月2日の記事参照)、実際に使ってみても確かに快適だ。
カメラは本体右側面にあるカメラボタンの短押しで起動。レンズは本体の裏面にあり、本体を横にしたカメラライクなスタイルで撮影できる。
カメラを起動すると、画面上にいくつものアイコンが並ぶ。これらのアイコンをタッチして設定を変更するのは快適だが、いかんせんアイコンが小さい。ペンを使えばいいのだが、撮影時にペンを出すのは面倒。指で操作する際には、指先というか爪の先で押すことになり、失敗して隣のアイコンを押してしまうこともしばしばだ。
アイコンタッチだけで設定できるオペレーションはなかなか使いやすい。露出補正アイコンが小さくて押しにくいのが気になるところ。それ以外のホワイトバランスの調整などのアイコンは、押すたびにトグルで設定が変わる
画面に表示されるアイコンは、上段に撮影モード/画素数/記録場所、中段にズーム、下段に設定/再生/露出補正などの撮影設定――といった具合。ナビゲーションコントロールの上下(カメラを横にして構えるので正確には左右)かジョグホイールでモード変更、ナビゲーションコントロール左右(同じく正しくは上下)では、可能な場合に最大8倍までデジタルズームが動作する。
撮影設定では、露出補正とホワイトバランス、測光方式、ライトオン/オフ、セルフタイマーをアイコンから設定できる。「設定」アイコンを押すとさらに、グレースケール、セピアなどの効果や画質、コントラストや色の濃さ、シャープネスといった細かい設定も可能だ。
あとはカメラボタンか、ナビゲーションコントロールの中央ボタンを押して撮影する。AF機能は特にないので一気にボタンを押し切ればいい。
撮影モードとしてはムービー撮影機能もあり、CIF(352×288ピクセル)/大(320×240ピクセル)/中(176×144ピクセル)/小(128×96ピクセル)の動画が記録できる。撮影形式はMPEG-4だ。ほかにも、連絡先ピクチャ、パノラマ、ピクチャのテーマ、スポーツ、連写といったモードが用意されている。
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