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携帯カメラによるアイリス認識技術を開発――沖電気
沖電気工業は、従来は専用カメラを用いていたアイリス(虹彩)認識を、携帯電話などの可視光カメラで行う技術を開発した。2007年3月に製品化する予定。
沖電気工業は11月6日、携帯電話のカメラを使用したアイリス(虹彩)認識技術を国内で初めて開発したと発表した。カメラ付き携帯電話による高精度の個人認証が可能となる。2007年3月に製品化の予定。
人の目のアイリスパターン(虹彩の模様)を用いるアイリス認証は、生体認証のなかでも複雑で規則性がみつけにくいことから、高精度の個人認証を実現できるのが特徴。
従来のアイリス認識技術を用いた製品では、専用の赤外線カメラを使用していたが、今回開発されたアイリス認識アルゴリズム「携帯アイリス認識技術」では可視光を使う汎用カメラでの認証を実現。コンパクトなプログラム構成であることから、限られた処理能力でも十分な速度でアイリス認識が行え、携帯電話やカメラ付きPDAなどへの搭載が可能となる。
同社では、既に発売している組込用顔画像処理ミドルウェア「FSE(Face Sensing Engine)」に加え、携帯アイリス認識技術を用いた製品を追加し、携帯電話によるログイン認証から決済時の個人認証まで用途に応じた最適なセキュリティ製品のラインアップ拡充を図るという。
この携帯アイリス認識技術は、六本木アカデミーヒルズ40(六本木ヒルズ森タワー40階)で開催する「OKI 情報通信融合ソリューションフェア2006」(11月9日〜10日)のほか、香港で開催される「ITU Telecom World 2006」(12月4日〜8日)に出展する予定。
主な仕様 | |
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認識アルゴリズム | 独自方式を採用 |
認識精度 | 誤認識率1/100,000以下 |
撮影距離 | 20cm |
認識時間 | 0.5秒以下(ARM9、220MHzの場合) |
必要メモリ量 | プログラム100KB、ワーク200KB |
認識精度、撮影距離は適用するカメラ特性によって異なる場合もある。必要メモリ量はOSによって異なる。
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