ソフトバンクモバイル、11月1〜7日は2万8000件の純増
ソフトバンクは、11月8日に開催した中間決算発表会で、11月1日から7日までのソフトバンクモバイルの純増数を明らかにした。MNPでの転入出を含む新規契約と解約の差は2万8000件の純増だった。
ソフトバンクモバイルの孫正義社長は11月8日、ソフトバンクグループの中間決算発表会(11月8日の記事参照)で、11月1日から7日までの番号ポータビリティ(MNP)による転入出数と、番号ポータビリティを利用せず新規契約もしくは解約した利用者の数を公表した。
それによると、トータルでの新規契約は9万9200、解約は7万1200で、2万8000の純増だった。内訳は、MNPでの転入が3万6400件、MNPでの転出が4万3500件、MNPを利用せず新規契約したのが6万2800、MNP以外の解約が2万7700となっている。
種別 | 件数 |
---|---|
MNP転入 | 3万6400 |
MNP転出 | 4万3500 |
新規(MNP除く) | 6万2800 |
解約(MNP除く) | 2万7700 |
新規計 | 9万9200 |
解約計 | 7万1200 |
ちなみに10月のソフトバンクモバイルの純増数は2万3800だった(11月8日の記事参照)。このときはMNPでの転入が3万1100件、MNPでの転出が5万5000件で、MNP以外での新規契約は19万2100、MNPを利用せず解約したのが14万4400件だった。
種別 | 件数 |
---|---|
MNP転入 | 3万1100 |
MNP転出 | 5万5000 |
新規(MNP除く) | 19万2100 |
解約(MNP除く) | 14万4400 |
新規計 | 22万3200 |
解約計 | 19万9400 |
番号ポータビリティに関しては、10月24日から運用を始めたため、集計期間は10月24日から31日までの8日間となっており、11月1日から7日までの7日間とほぼ同じ。その中で転入が増えて転出が減っている傾向は、ソフトバンクにとっては追い風といえる。
ただ、ソフトバンクの新料金体系には2カ月間の無料期間などがある関係で、月初に契約をするユーザーが多い。そのため、単純に月末まで同じ傾向が続くとは限らない点には注意が必要だ。今後番号ポータビリティを利用して転出するユーザーが増える可能性もあるので、最終的な契約数がどうなるかは未知数だ。
関連記事
- ソフトバンク中間、売上高倍増・営業益25倍に
ソフトバンクの中間決算は、連結化したソフトバンクモバイルが貢献し、売上高は前年同期から倍増、営業利益は25倍に。 - MNP開始の10月、auが大幅純増──10月契約者数
電気通信事業者協会(TCA)が、10月末時点での携帯電話とPHSの契約者数を発表。ドコモは4万、auは35万、ソフトバンクは2万の純増となった。 - MNPを利用してauに変更したユーザー、6日間で10万件を突破
KDDIは10月30日、番号ポータビリティを利用してauに転入/auから転出したユーザーの速報値を公表。10月24日から29日までの6日間で10万件を超えた。 - 特集:番号ポータビリティ
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.