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TI、動画と3Dを強化した低価格携帯向けシングルチップ開発
TIは低価格マルチメディア携帯電話向けに、新「eCosto」プラットフォームによるシングルプロセッサを開発。2007年前半からサンプル出荷を開始する。
米Texas Instruments(TI)は11月8日、低価格のマルチメディア携帯電話向けに、新シングルチッププラットフォーム、コード名「eCosto」を開発したと発表した。
eCostoは、TIのDRP(デジタルRFプロセッサ)技術と「OMAP-Vox」プラットフォームのマルチメディア機能を統合。DRP技術は、現在量産中の低価格携帯電話向け「LoCosto」プラットフォームにも用いられている。eCostoプラットフォームによる最初のシングルチップ製品は「OMAPV1035」で、65ナノメートル(nm)プロセスで製造される。GSM、GPRS、EDGE規格をサポートする。
新チップOMAPV1035は、現在量産中のOMAP-Voxプラットフォームによる「OMAPV1030」とソフトウェアプラットフォームを共有するため、新チップに移行しても従来のアプリケーションが再利用できる。これにより、携帯端末メーカーは、大幅なコストを掛けずに、マルチメディア機能を搭載した端末を開発することが可能という。
eCosto採用チップは、毎秒30フレームの撮影が可能なビデオ機能、300万画素のデジタルカメラ、インタラクティブな2Dまたは3Dゲーム対応機能を持つ。
OMAPV1035は2007年前半にサンプル出荷開始、2008年の量産開始が見込まれている。
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