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2002年12月24日 08:35 PM 更新
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聖夜ルポ
アイツがCafestaで彼女をゲットしたワケ(2/2)
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Aさんは、Cafesta内でいったん友達ができ始めると、楽しくなって通い詰めてしまうと話す。既にオフ会なども経験したようだ。
「人数は16〜17人程度でしたか、昼の部、夜の部とも盛り上がりました。いつも話をしているメンバーなのですぐに打ち解け、一部の人達は一緒にお泊まりでした」。もちろん、Aさんも外泊したというから、こっちがハラハラしてしまう。
ただし、Cafestaで多くのユーザーと接する中には、不愉快なユーザーもいたようだ。「(チャット中に)自分の電話番号を書いてきて、いますぐかけてこいとのたまう。かけるわけねーじゃん! バーカ。とお返事しましたが、案外Mらしく、次の日もまた次の日も同じことの繰り返し……」。
最後はみんなの前で「いい加減にしろ! 迷惑だー!」と“丁重に”お断りして撃退したという。前出のN氏も、「がっつくヤツは、嫌われる」と話しており、一流のネットコミュニケーターを目指す身としては、参考にしたいところだ。
主婦Bさんも、日曜日を除くほぼ毎日、Cafestaを楽しんでいるという。「(ログイン時間は)正午過ぎから夜8時の夫帰宅まで。オフ会にもよく参加するが、そろそろ夫の機嫌がヤバい(笑)」と話す。
魅力を感じるユーザーは、と聞かれ「面白い人、ほめてくれる人」と回答。ほかに「ちょっとエッチな会話でも引かない人」なんていう刺激的な条件もあった。
Bさんは、自分がCafestaにハマる理由を「家の中や主婦友達くらいの交友範囲で、ちょうど主婦に飽きてる、というか……」と分析する。Cafestaを始めてから、急に交友関係が広がって楽しい、とした。
主婦Cさんも、毎日夜中3時過ぎまでCafestaを利用するヘビーユーザー。ただし、オフ会の参加はまだ1度。好印象を持つ相手は、「まずノリのいい人、それからある程度マナーを守れる人」とのこと。
「(Cafestaの友達に)会えないと寂しいし、禁断症状出そうなくらいです。きっと、遊んだりできる友達とかいれば、こんなにチャットしてないと思う。結婚して今の住所に来て、出会いがないので友達ができない」。Cafestaで気の合うユーザー同士、チャットして笑えば、ストレス発散できると話した。
TTNetの分析
Cafestaを運営するTTNetは、サイト内では確かにさまざまな“出会い”が生まれているようだと話す。
先日など、サポート宛に「カフェスタで知り合って結婚しました」という感謝のメールが届いたとのこと。ほかにも、特定ユーザーのファンクラブができたり、男性ユーザーの書く日記を「追っかけ」している女性ユーザーなども登場したりと、コミュニケーションの活性化が確認されているようだ。
ただし、TTNet側は「Cafestaは、けして“出会い系”サイトではありません」とピシャリ。
「出会い系の要素を排除することで、女性ユーザーに安心して使ってもらえる環境を意識している。また、デザインに原色を多く使い、親しみやすいデザインを意識している」と、人気を保つための努力を説明した。
以上、見てきたように、Cafestaを「直接的な恋人探しの場所」としてとらえるのはご法度。だが、コミュニケーションの広がりを目指していれば、その延長線上に恋人が現れることも夢ではなさそうだ。今年クリスマスが楽しかった貴方も、それほど楽しくなかった貴方も、一度ネット上で友だちの輪を広げてみてはいかが?
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Cafesta
[杉浦正武, ITmedia]
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