リビング+:Weekly Top10 2003/07/28 23:56:00 更新

Living Plus Weekly Top10(7月20日〜26日)
ファイル交換に曜日はある、そして……

先週のランキングは1位、2位をファイル共有ソフト関連の記事が占めた。先週の「ケーブルテレビ 2003」でも話題に上る機会が多かったファイル交換だが、その中でもう1つの傾向が明らかになった

Living Plus Weekly Top10 7月20日〜7月26日

1位 ネットアーク、P2Pの現状を報告 最も交換されるファイルは〜
2位 WinMXの違法ユーザーに、ACCSが送りつけるモノ
3位 FTTHよりも高速なCATV
4位 あなたは、カリン塔を登れるか
5位 NTT東日本、独禁法違反の疑いで立ち入り調査
6位 あなたは大丈夫? スピード測定の常識
7位 802.11a/gが100Mbps超に〜米airgoのアプローチ
8位 「BB Games」本日開始 〜明かされた全貌
9位 So-net、赤字から巻き返しへ 〜策は?
10位 アイ・オー・データ、「4200円で73Mbps」のルータ

 先週のランキングは1位、2位をファイル共有ソフト関連の記事が占め、関心の高さが伺える結果となった。先週の「ケーブルテレビ 2003」でも話題に上る機会が多かったファイル交換。帯広シティケーブルの講演の中で、もう1つの傾向がわかった。

 ネットアークの調査結果の中に「ファイル交換に曜日はある」という内容があったが、これを裏付けるデータだ。帯広シティケーブルがNapsterプロトコルのトラフィックを調査したところ、やはり平日に比べて休日のほうが多く、そのうえ「完全に上りのほうが多かった」という。

 平日は上り25Mbpsに対して下り15Mbps、休日は上り35Mbpsに対して下り15Mbps。下りは平日と変わらないが、上りは明らかに増えている。しかも、平日であっても上りのほうが多いのは、調査対象に高速なFTTHユーザーが含まれているためか、それとも単に北海道の人たちは気前がいいのか。

 理由は不明だが、はっきりしているのは「上り増速の必要性」だという。もちろんこれはファイル交換を助長するためではない。当面の課題として上り帯域幅の不足があり、また将来的にTV電話や動画チャットなどコミュニケーション分野の需要が増えるという読みもあるだろう。

 ただ、「一部のファイル交換ユーザーが帯域を圧迫している」と声高に主張する事業者も多いなか、その前にまず増速しようとする同社の姿勢が妙に新鮮だった。

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▼CATVのFTTH化〜帯広シティケーブルの例

[芹澤隆徳,ITmedia]



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