キリンビバレッジは缶コーヒーの「キリン ファイア」ブランドから、新たに「スーパーファイア スピードブレイク」を発売する。発売日は10月6日で、希望小売価格は115円(税抜き)。
コンビニで発売されているカウンターコーヒーなどの台頭によって、ここ数年の缶コーヒー市場はほぼ横ばいで推移。ただ、国内のコーヒー消費量は増加傾向にあることから、新商品のスピードブレイクはライバルとの“共存”を図っていく構え。ファイアが発売された1999年ごろは、コーヒーといえば喫茶店か缶コーヒーで楽しむ人が多かった。しかし、いまはコーヒーチェーン、カフェ、コンビニなど消費者の選択肢が多様化していることから、新商品では缶コーヒーならではの価値観を訴求していくという。
例えば、コーヒーを飲もうかなと思ったとき、30分あればコーヒーチェーン、15分あればカウンターコーヒー、もっと時間がなければ缶コーヒーを選ぶ人も多いのでは。そこで、新商品では「一瞬でリフレッシュできる、時短コーヒー」を開発テーマに掲げ、「カカオの苦味をプラスして、スピーディーにリフレッシュできる味わいを実現した」(キリンビバレッジ)という。
ここ数年、缶コーヒー市場でヒット商品は生まれていないが、新たなスタイルを提案するスピードブレイクは消費者のニーズをどこまでくみとることができるのか。注目である。
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