来年の花粉、予測第1弾──今年より多い地域は? 東と西で明暗

» 2015年10月07日 15時34分 公開
[ITmedia]

 日本気象協会は10月7日、2016年春の花粉予測(第1報)を発表した。今年と比べ、同程度か、上回る地域が多いとしている。

photo ニュースリリースより

 今年と比べ多いと予測されているのは東海、近畿、四国、中国、九州。四国と九州は約1.5倍の飛散増になる見込みだ。今年少なかった大阪は2倍近くになると予想している。

 東京を含む関東甲信と中国は今年並み。北海道と東北、北陸はやや少ない見込みという。

 例年比では、東北を除き例年並みか下回るとの予測。東北は例年並み以上になる見込みだ。

photo 東京は今年並み、大阪は2倍に…

 今年は春のスギ・ヒノキ花粉の総飛散数が西日本を中心に少なく、東北地方では多かったという。

 花粉の飛散は夏の気象が大きく影響する。高温で日照時間が多く、雨が少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉飛散数が多くなると言う。今夏は北・東日本と西日本で天候が分かれた結果からの予測になっている。

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