ドローンで空から荷物が届く 国交省、初の実験を徳島県で実施

» 2016年02月19日 18時47分 公開
[ITmedia]

 国土交通省は2月19日、ドローンを活用した初の貨物輸送実験を徳島県那賀町で24日に実施すると発表した。実験で課題の洗い出しを行い、過疎地向けサービスなどで実用化を目指す。

photo 実験に使うドローン=ニュースリリースより

 ドローンによる買い物代行サービスの事業化を目指すMIKAWAYA21(東京都港区)と共同で、同町鷲敷地区で行う。運搬時の貨物に与える衝撃度の計測や、地区住人への意識調査などを行い、事業化に向けた課題の洗い出しなどを進める。

 実験に使うドローンは、直径1.1メートルの8軸ローター型マルチコプター(ブルーイノベーション製)。約6キロまでの貨物を輸送でき、航続時間は最大20分。実験では、ドローンに貨物を搭載した上で、500メートルほど飛行して畑地に着陸する予定。離着陸は手動で操作するが、基本的には自動航行を予定している。

photo ドローンの飛行コース=ニュースリリースより

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