2015年度に最も売れたおもちゃは「仮面ライダーゴースト」変身ベルト、特別賞に「ウルトラマン」日本おもちゃ大賞 2016(1/2 ページ)

» 2016年06月07日 17時30分 公開
[青柳美帆子ITmedia]

 6月7日、日本おもちゃ大賞 2016授賞式が東京国際フォーラムで行われた。日本おもちゃ大賞とは、日本玩具協会が玩具産業の活性化を目指して創設した賞で、今回で9回目の開催。前年度のヒットセールス賞は「仮面ライダー」の変身ベルト、特別賞は「ウルトラマン」シリーズだった。

日本おもちゃ大賞 2016で特別賞を受賞した「ウルトラマン」シリーズ

 日本おもちゃ大賞のノミネートは、各メーカーによる応募で行われる。募集テーマは「ボーイズ・トイ」「ガールズ・トイ」「コミュニケーション・トイ」「エデュケーショナル・トイ」「共遊玩具」「イノベイティブ・トイ」「ハイターゲット・トイ」の7部門。現在市場に出ているか2016年10月末日までに発売を予定している玩具を対象としており、今回は42社310アイテムの応募となった。

 この7部門の選考結果に加えて、15年4月1日から16年3月1日までの販売実績が最も優れたものに贈られる「前年度ヒット・セールス賞」と、玩具業界に貢献した玩具に贈られる「特別賞」が発表された。

 2015年度に最も売れたおもちゃ――前年度ヒット・セールス賞は、「変身ベルト DXゴーストドライバー」(バンダイ)。仮面ライダーシリーズ最新作「仮面ライダーゴースト」の変身ベルトと、連動キーアイテム「ゴーストアイコン」をセットにしたもので、「シンプルで遊びやすく、かつ変身シーンを完全再現できる」(開発担当者)という点を男児に強く支持された。

 バンダイは日本おもちゃ大賞 2015において、「DX妖怪ウォッチ タイプ零式」で前年度のヒットセールス賞を受賞しており、2年連続”最も売れたおもちゃ”を生み出している。

2015年度に最も売れた「変身ベルト DXゴーストドライバー」

 特別賞は今年50周年を迎えた「ウルトラマン」シリーズ(バンダイ)に。1966年7月から長きにわたって展開し、今なお新たなファンを得ている点を評価されての受賞だ。

 「バンダイはウルトラマンシリーズをとともに歩んできた。3代以上にわたって愛されている作品。私自身子供の頃にウルトラマンに勇気付けられた1人なので、作り手として関われるのが誇り」(開発担当者)

 16年7月には新作「ウルトラマンオーブ」が開始されるため、バンダイはより「ウルトラマン」ブランドを持続発展させていく構え。バンダイは昨年の特別賞も「ガンダム」プラモデルシリーズで受賞しており、2年続けてのビッグブランドの受賞となった。

バンダイを支えてきた「ウルトラマン」シリーズ
ALTALT ベルト装着や科学特捜隊の制服など、担当者の装いも華やか

 7部門の受賞玩具は以下。

  • ボーイズ・トイ部門 「ベイブレードバースト B-34 スターター ビクトリー ヴァルキリー.B.V」(タカラトミー)
  • ガールズ・トイ部門 「ラブあみ 基本セット」(アガツマ)
  • コミュニケーション・トイ部門 「Tamagotchi mix 6種」(バンダイ)
  • エデュケーショナル・トイ部門 「おえかきアーティスト」(メガハウス)
  • 共遊玩具部門 「ムニュムニュ ドレミファキャット」(タカラトミーアーツ)
  • イノベイティブ・トイ部門 「プラレール スマホで運転! ダブルカメラ ドクターイエロー」(タカラトミー)
  • ハイターゲット・トイ部門 「赤外線コントロール 潜水艦 サブマリナーカメラ」(シー・シー・ピー)
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