日産自動車は8月4日(現地時間)、EV(電気自動車)のコンセプトカー「ブレードグライダー」のプロトタイプをブラジル・リオデジャネイロで初公開した。航空機のようなボディーに0〜100キロ加速が5秒以下というバッテリーモーターを搭載している。
2013年の東京モーターショーでコンセプトカーとしgて発表し、2年超の設計・開発を経てプロトタイプを披露した。
提携した英Williams Advanced Engineeringのバッテリーモーター技術を採用し、最高出力は200キロワット、最大トルクは707N・m、最高時速は190キロ。5個のモジュールによるリチウムイオンバッテリーを動力源とする。
外観は、三角翼の航空機のような形状によりダウンフォースを得ることで「滑空するように」走るというコンセプトを受け継いだ。運転席は中央に、後席に2人が乗れる3シーターとし、トルク制御によりダイナミックなハンドリングも楽しめるという。
五輪が開催されているリオデジャネイロのオリンピック・パーク内に1台を常設展示し、もう1台をメディアやVIPの試乗用として使用する。
カルロス・ゴーン社長のコメント:このプロトタイプモデルは、運転の楽しさを追求すると同時に環境に対する責任を果たす「日産インテリジェント・モビリティ」の拡充を目指す日産の意気込みを表しています。ゼロ・エミッションの将来を待望しているクルマ好きのお客さまにとって、「ニッサン ブレードグライダー」は完璧な電気自動車であると確信しています。
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