ハウステンボスは10月17日、イルミネーションイベント「光の王国」(10月29日〜翌年5月7日まで)向けに開発したロボット「光のドラゴンロボット」を公開した。ロボットが接客する「変なホテル」を皮切りにしたロボット事業を本格化し、来春までにサービスロボットの開発、販売、導入支援などを手掛けるロボット関連会社を設立する計画だ。
光のドラゴンロボットは、光の王国の人気スポット「光のアートガーデン」に出現し、約7分間のショーの中で全身に搭載したLEDライトを光らせながら火を吹く。全長13メートル×高さ6.5メートルで、最大6人までドラゴンの背中に搭乗することができる。料金は税込2000円。
同社の澤田秀雄社長は「光の王国は1300万個の電飾を使用する世界最大のイルミネーションスポット。今後もさらに“光の見どころ”を増やしていきたい」と話す。
「常に新しいものを作らなければユーザーに飽きられてしまう。将来的には空を飛ぶドラゴンに進化させていくなど、世界が驚くようなものをどんどん作っていきたい」(澤田社長)
ハウステンボスは2015年7月、接客を人間に代わってロボットが行う「変なホテル」を開業し、人気に。今後、省力化で効率の高い宿泊施設として世界展開する計画だ。
さらにロボットが料理を提供する「変なレストラン」の全国展開も検討。来春までにロボットの開発、販売、導入支援などを手掛けるロボット関連会社を設立し、ロボット事業を本格化する。
澤田社長は「世の中にロボットが普及し始めた。当社もサービスロボットをメインとしたロボット会社を立ち上げ、世界有数のロボット会社に育てていく。『変なホテル』のようにテーマパーク内をサービスの実証実験の場とし、最終的には大きなビジネスにつなげていきたい」と意気込んでいる。
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