セガサミーホールディングスは10月31日、屋内型遊園地「ジョイポリス」などを運営する子会社の株式を香港の企業に売却すると発表した。
100%子会社「セガ・ライブクリエイション」発行済み株式の85.1%を、香港のChina Animationグループに6億円で来年1月1日付で売却する。セガサミーは14.9%を保有するが、連結・関連会社からは外れる。関係会社株式売却損として約14億円を2017年3月期に計上する見通しだが、変動する可能性もある。
セガ・ライブクリエイションは昨年4月、セガゲームスから遊園地事業を分社化する形で設立。ジョイポリスは東京・お台場と大阪・梅田、岡山県で運営している。16年3月期の連結売上高が約60億円だったのに対し、3億4400万円の営業赤字を計上していた。
セガサミーは本業以外で収益性・成長性が低い事業から撤退・縮小する方針を打ち出しており、「財務体質の改善および資本回転率の向上」を目的に、売却を決めた。
売却先のChina Animationは「上海ジョイポリス」をライセンス運営していた。
自然を体験できるミュージアム「orbi」事業は売却対象とせず、セガに移管して継続する。
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