ホンダ、二輪車販売網を再編 2チャネル体制に

» 2017年02月06日 17時11分 公開
[ITmedia]

 ホンダは2月6日、二輪車販売体制を見直し、4月から現在の5チャネル体制を2チャネル体制へ一新すると発表した。スポーツモデルを中心に全ラインアップをそろえるチャネルと、250cc以下のモデルを扱うチャネルに再編。国内市場が縮小する中、それぞれのニーズにきめ細かに対応できる体制構築を図る。

photo 大型ロードスポーツ「CB1100」

 現在の販売体制は、フルラインアップを扱う「Honda DREAM」(ホンダドリーム、111拠点)」、「PRO'S WING」(プロス ウイング、130拠点)、「PRO'S」(プロス、300拠点)の3チャネルと、250cc以下を扱う「Honda WING」(ホンダウィング、370拠点)、「Honda」(4589拠点)の2チャネル、計5チャンネル5500拠点。

 4月以降は、スポーツモデルを中心にフルラインアップを扱う「Honda Dream」(ホンダドリーム、150拠点)と、250cc以下を扱う「Honda Commuter」(ホンダコミューター、5350拠点)に刷新する。ドリームでは高品位なサービスを、コミューターでは通勤・通学客向けに地域・生活密着型のサービスを提供していく。

 50ccの原付販売は2015年に19万4000台と、1980年から10分の1に落ち込むなど、国内の二輪市場は縮小が続く。ホンダはスポーツモデルなど高付加価値な中・大型モデルの販売に力を入れる一方、原付を中心とするコミューターモデルのニーズにも的確に対応していく。

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