倒産企業の社名は「ア」「シ」「タ」が多い18万社の倒産データ

» 2017年02月14日 14時38分 公開
[ITmedia]

 2000年以降に倒産した約18万社の社名をカナ読みすると、「ア」(1万1442件)が最も多く、次いで「シ」(1万1421件)、「タ」(1万726件)であることが、東京商工リサーチの調査で分かった。「社名や法人格は自由に決定できる。将来の発展を夢見て起業した会社の『アシタ』は、社名から始まっているのかもしれない」(東京商工リサーチ)。逆に「ン」で始まる企業はゼロ、「ヲ」は1件という結果に。

倒産企業のカナ読み社名の頭文字(出典:東京商工リサーチ)

 倒産企業の社名の文字数をカウントしたところ、「4文字」(5万4444件)がトップ。社名をカナ文字読みした場合の文字数は「8文字」(2万6158件)が最も多かった。倒産企業の法人格の位置をみると、「前株(まえかぶ)」(7万1460件)が最も多く、次いで「後株(あとかぶ)」(4万1168件)、「後有(あとゆうげん)」(5385件)と続いた。

倒産企業の法人格別位置ランキング(出典:東京商工リサーチ)

 「企業の数だけ社名があり、簡単に統計だけで語ることはできない。だが、確率的に高い事象は、それだけ普遍性があるともいえる。縁起を担ぐか、偶然ととらえるか。受け止め方は千差万別だが、社名を振り返ることで事業を見つめ直すよい機会になるかもしれない」(東京商工リサーチ)

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