明治は5月25日、スナック菓子「カール」の中部地方以東での販売を、8月生産分を最後に終了すると発表した。市場環境や顧客ニーズの変化により販売が低迷し、収益性が悪化したためという。
カールは1968年に発売。チーズとチキンスープ味からスタートした。82年にはパッケージに現在のイメージキャラクターである「カールおじさん」が登場し、新フレーバー、リニューアル、プレミアムライン展開などを行ってきた。
明治によると、収益性の悪化により販売を全面的に中止せざるを得ない状態だったが、「長期にわたりお客さまにご愛顧いただき、社を代表する歴史ある商品であることから、3年ほど前よりブランド存続の可能性を広く模索してきた」という。その結果、地域と品目を縮小したうえで販売を継続すると決定した。
5カ所での生産を見直し、子会社の四国明治でのみの生産に切り替える。8月生産分を最後に、主力品の「チーズあじ」「うすあじ」は、中部地域以東での販売を終了。「カレーあじ」「大人の贅沢(ぜいたく)カール」「小つぶカール」は全面的に販売を終了する。店頭から消えるのは9月頃の見通し。
「カールおじさん」「カールぼうや」などの「おらが村キャラクター」は引き続き使用していくという。
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