助手席・後席シートベルト警報が義務化 20年から後席の着用促す

» 2017年06月22日 16時21分 公開
[ITmedia]

 国土交通省は6月22日、道路運送車両法に基づく保安基準を改正し、車の助手席と後部座席のシートベルト警報の搭載を2020年9月1日以降の新型車から義務付けた。

photo 助手席・後席もシートベルト警報義務付け=国交省のニュースリリースより

 現在は運転席のみが対象だが、国際基準の改正に伴い、国内でも助手席と後席を警報義務付けの対象に加える。

 一般の乗用車では、助手席は運転席と同様、エンジンスタート時にシートベルト非着用なら表示と音で警報する。後席はエンジンスタート時に非着用なら表示で警報、走行時に外すと表示と音で警報するよう義務付ける。

 警察庁と日本自動車連盟による2016年の調査で、運転席と助手席でのシートベルト着用率は一般道、高速道路を問わず94%超だったが、後席は一般道での着用率が36%と、前席に比べ低かったという。

 今回の保安基準の改正では、運転者を録画する室内用ドライブレコーダーを、車外用ドライブレコーダーと同じ範囲のフロントガラス(上端から20%または下端から15センチの範囲)に装着することが認められた(6月22日から有効)。

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