フィンテック事業などを展開するメタップスは7月18日、さまざまな時間を10秒単位で売買できるサービス「Timebank(タイムバンク)」を今秋にスタートすると発表した。専門家が空いている時間を売り、購入した人が講演依頼や食事の招待などに使用できる。
タイムバンクは、技術者、経営者、アスリート、歌手などの専門家の隙間時間を一般のユーザーが購入できるサービス。購入した時間は、販売者が指定した用途で使用することができる。使用例として、経営者の時間を1時間購入してランチをとったり、スポーツ選手の時間を2時間購入して講演を依頼したり――などが考えられる。
時間の価格は株価のように変動し、購入した時間を欲しい人に市場価格で売ることや、使わずに保有し続けることもできる。
メタップスはサービス開始に先駆け、オンライン上の影響力があるユーザーを対象に時間の発行者(販売者)の事前募集を開始。Facebook、Twitter、YouTube(Instagramは準備中)などのSNSでアカウント連携を行うと自動でスコアを算出し、一定以上の場合は申請が可能になる。申請後は、運営スタッフと外部アドバイザーが影響力・信頼性・専門性を審査し、初期の市場価格を決定する。
時間の売買サービスは、グローバルウェイの「TimeTicket」などが先行。また、ソーシャルの影響力などを市場価格として換算し取引するサービスには「VALU」などがある。
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