マツダ、3列シートSUV「CX-8」正式発表「多人数乗用車の新たな選択肢」(1/5 ページ)

» 2017年09月14日 11時56分 公開
[ITmedia]

 マツダは9月14日、3列シートを備える新型スポーツタイプ多目的車(SUV)「CX-8」の予約受注を開始し、12月14日に発売すると発表した。箱形ミニバンが人気の国内向けに「多人数乗用車の新たな選択肢」として提案し、最上位SUVとして走行性能や風格、質感にこだわったという。価格(税込)は319万6800円〜419万400円。月間1200台の販売を目指す。

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 マツダの新世代車として「SKYACTIV(スカイアクティブ)技術」と、デザインテーマ「魂動(こどう)」を採用。上質かつ洗練されたデザイン、街乗りから高速走行まで余裕のある走り、3列目を含む全ての乗員が楽しめる快適性と静粛性──を掲げる。

 3列シート車ながら、ボディーは4900(全長)×1840(全幅)×1730(全高)ミリと、国内の道路環境を意識したサイズに。2列目シートには、左右分割のキャプテンシート(2種類/6人乗り)と、ベンチシート(7人乗り)を設定した。ラゲッジルーム容量は、3列目シート利用時には239リットル、3列目シートを倒すと572リットルを確保する。

 搭載するクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」は、2012年の導入以降で最も大きな改良を加え、最高出力を175PSから190PS、最大トルクを420N・mから450N・mに向上させた。燃費(WLTCモード)は15.4〜15.8キロ/リットル。2WD(FF)モデルと4WDモデルを設定した。

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 エクステリアは「多人数車=箱型」のイメージとは一線を画すという、走行性の高さを感じさせるプロポーションにするとともに、SUVの力強さも表現。インテリアも素材を吟味し、「こだわりの書斎」を思わせる上質で落ち着いた空間に仕立てたという。

 先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を標準装備。新開発の360度ビューモニターも設定した。

 マツダの小飼雅道社長は「新型CX-8は走る歓びを追求した、マツダの国内向けSUVラインアップの最上位モデルであり、新しいライフスタイルをお求めになるお客さまとともに、新しい市場をつくっていきたいという意気込みで開発したクルマです」などとコメントしている。

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