電動車を“定額課金”方式で販売へ ボルボ傘下のポールスター100%オンライン販売(1/2 ページ)

» 2017年10月20日 15時38分 公開
[ITmedia]

 スウェーデンVolvo(ボルボ)傘下の高性能ブランドPolestar(ポールスター)は、高性能ハイブリッド車(HV)「Polestar 1」を2019年半ばに発売すると発表した。

 ボルボは2019年以降の新モデルを全て電気自動車(EV)かHVなどの電動車にする計画を明らかにしており、ポールスターも電動車の高性能ブランドに育てる考えだ。

photo 600PSの高性能HV「Polestar 1」

 Polestar 1は2ドア・2シーターのGTクーペ。エンジンを併用するHVだが、電気だけで150キロの走行が可能という。システム最高出力は600PS、最大トルクは1000Nmという大パワーを発揮し、高性能車セグメントで確固たる地位を確立したいという。生産は中国・成都に18年半ばに新設する拠点で行う。

 面白いのは販売手法。一般的な販売スタイルではなく、車は100%オンラインで注文を受け付け、2年か3年のサブスクリプション(定額制)で提供するという。頭金はなく、車のピックアップやデリバリー、代車のレンタルなども月額支払いに含まれるという。ユーザーが簡単な手続きで入手できるようにするのが狙いだ。

photo 注文は100%オンラインで受け付けるという=Polestar 1のWebサイト

 19年末には完全電動の「Polestar 2」を投入し、米Teslaの低価格車「モデル3」に対抗。さらにスポーツタイプ多目的車(SUV)のEV「Polestar 3」も計画している。

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