年内で閉園のスぺワ、星に「SPACE WORLD」と命名”伏線”回収に感動の声も

» 2017年12月28日 12時07分 公開
[ITmedia]

 宇宙がテーマの遊園地「スペースワールド」(北九州市)を運営するジャパンパーク&リゾートは12月27日、おうし座方向にある恒星の命名権を15日付けで取得し、「SPACE WORLD」と名付けたことを明らかにした。同園は31日に閉園し、27年の歴史に幕を閉じることが決まっている。

photo おうし座付近に輝く「SPACE WORLD」

 命名権は、豪州の「スプリングブルック天文台」から取得。名付けたのはおうし座付近に白く輝く小さな星で、地球から417光年離れているという。

 同園は「『SPACE WORLD』という名は永久に登録・保存されることになりました。12月31日に閉園しますが、スペースワールドの物語は、おうし座の方角に浮かぶ小さな星で続きます」としている。

photo スペースワールドの公式Webサイト。最終営業日には「グランドフィナーレ」を予定する

 スペースワールドは命名権取得を発表する前から、「またいつか、別の星で、会いましょう」と題したポスターで閉演を告知。歌手の中ノ森文子さんが歌う“最後のCMソング”「さよなら遊園地」の歌詞にも「スペースワールドの物語は、また別の星で、永遠に続いてゆくのです」とのフレーズが使われている。

 こうした巧みな演出に対して、Twitter上では「まさか伏線だったとは」「感動した」「涙が出た」といった反響が相次いでいる。

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