国土交通省の四国地方整備局は1月9日、2017年の四国へのクルーズ船寄港実績を発表した。寄港回数は93回で過去最高となった。
2017年にクルーズ船が寄港した四国の港(出典:四国地方整備局)
クルーズ船の寄港回数は前年比で37回増。要因の1つがインバウンドだ。クルーズ船で四国を訪れた外国人旅客数は約9万5700人で、16年の約5万5700人から大幅に増えた。
寄港回数が最も多かった港は、高知港で42回(対前年比19回増)。以下、高松港(13回)、宇和島港(12回)、徳島小松島港(11回)と続いた。高知港には10万総トンの大型船が24回(四国の総寄港回数は26回)、3万〜10万総トンの中型船が15回(同22回)寄港するなど、より多くの旅客が訪れた。
四国に寄港したクルーズ船の規模別寄港回数(出典:四国地方整備局)
一方で、クルーズ船のクラス別(スタンダード、プレミアム、ラグジュアリー)の寄港頻度を見ると、プレミアムクラス(同37回)は宇和島港12回と、高知港の11回を上回っている。
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