BMW、最上級クーペ「8シリーズ」正式発表約20年ぶり復活(1/4 ページ)

» 2018年06月18日 12時12分 公開
[ITmedia]

 独BMWは6月15日、クーペのフラッグシップ「8シリーズ」を正式発表した。今年11月に市場投入する計画だ。

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 1999年に生産を終了した最上級クーペが約20年ぶりに復活を果たした形だ。BMWはラグジュアリーセグメントに注力する方針で、スポーツタイプ多目的車(SUV)のフラッグシップ「X7」などとともに戦略を担っていく。

 公開した8シリーズクーペは流麗でダイナミックなデザインだ。ボディーサイズは4843(全長)×1902(全幅)×1341(全高)ミリ(ホイールベース2822ミリ)。オプションでカーボンルーフなど軽量化パーツも設定される。

 インテリアは、メーター部にデジタルディスプレイを採用した「ライブコクピットプロフェッショナル」や新開発の多機能シート、ガラスを採用したシフトレバーなど、ハイテクにラグジュアリーが同居する空間に仕立てた。

 まず高性能モデル「M850i xDrive」と、「840d xDrive」の2グレードを発売する。M850iは530PS、770Nmを発揮する4.4リッターV型8気筒エンジンを、840dは320PSの直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載し、xDrive(4WD)、8速ステップトロニックと組み合わせる。M850iは0〜100キロを3.7秒で加速し、最高速250キロ(リミッター作動)という俊足だ。

 さらに高性能な「M」モデルとして「M8」も予告されている。また、4ドアの「グランクーペ」も登場する予定。

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