トヨタ、新型「クラウン」正式発表 初代「コネクティッドカー」として刷新通信機能を全車標準装備(1/4 ページ)

» 2018年06月26日 16時45分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は6月26日、7年ぶりにフルモデルチェンジした新型「クラウン」を正式発表し、発売した。15代目となる新モデルはデザインを一新し、走行性能を高めた上、全車に車載通信機を標準搭載。さまざまな「コネクティッド」サービスを提供していく。価格(税込)は460万6200円〜718万7400円。

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 TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に基づく新FR(後輪駆動)プラットフォームを採用して刷新。デザインを一新した上、独ニュルブルクリンクで走行性能も磨き上げた。

 パワートレインは245PS、350Nmを発揮する2リッター直列4気筒直噴ターボエンジンと、総合226PSの2.5リッター直列4気筒エンジンによるハイブリッド、総合359PSの3.5リッターV型6気筒エンジンによるハイブリッド──の3種類。

 力強さとエレガンスを両立したスポーティーセダンとしてエクステリアをデザイン。ロングノーズのFRプロポーションに伸びやかで流麗なサイドシルエットを与え、タイヤの張り出しの強調で低重心かつスポーティーな骨格を表現した。スポーツグレード「RS」は、LEDシーケンシャルターンランプや、専用18インチホイール、4本出しエキゾースト、リアスポイラーなどを装備している。

 車載通信機を全車に標準搭載し、「T-Connect」サービスを3年間無料で提供。警告灯点灯時にコールセンターなどからアドバイスを受けたり、オイル量などメンテナンス状況についてスマートフォンで確認したり、LINEのトークを使ってナビの目的地を登録したり──といったことが行える。

 最新世代の安全技術「Toyota Safety Sense」を標準装備し、歩行者検知(昼間・夜間)・自転車運転者検知(昼間)対応のプリクラッシュセーフティや先行車・対向車などに合わせてヘッドライトのビームを切り替える「アダプティブハイビーム」などを含む。対後方歩行者サポートブレーキもトヨタブランドとして初採用した。

 月販目標は4500台。

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