新大学の名称は公募にかけられたが、最多だった「東京都立大学」は見送られ、4位の「首都大学」に「東京」を付ける形で決まり、2005年に同大が新設された。同時期に石原氏の肝いりで誕生した「新銀行東京」も、末尾が「東京」という珍しい名前だった。
「都立大学」の名称は東急東横線の駅名に残っているのみ。現在は「首都大」も定着し、過去を知らない若者も多いだろう。
ここに来ての「都立大」への、現知事からの変更提案だ。実は小池知事が代表を務めていた「都民ファーストの会」の政策には「首都大学東京の名称を再検討し、都民に身近な大学へ改革」とあり、これを実行に移した形だが……。
首都大の告知を受け、「東京都立大学」がトレンドに入ったTwitterでは、都政に翻弄(ほんろう)される同大に同情する声や、復活するかもしれない「都立大」、消滅するかもしれない「首都大」それぞれの卒業生らの複雑な思いが投稿されている。
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