ソフトバンクは9月6日から、大容量の新プラン「ウルトラギガモンスター+」を提供すると発表した。データ通信容量は50GBで、YouTubeやFacebookなど計8種類の動画サービスとSNSの通信量はカウントしない仕組み。月額料金は、1年目は5980円、2年目以降は6980円(ともに税別、以下同)。各種割引を併用することで、料金は3480円〜に抑えられる。
従来の大容量プランから2〜3割程度値下げした点と、料金体系に端末代金が組み込まれていない点が特徴。通信量をカウントしないサービスは上記のほか、AbemaTV、TVer、GYAO!、Hulu、LINE、Instagram。
ソフトバンクの榛葉 淳 副社長は「当社が米Appleと協力し、iPhoneを日本市場に送り出してから10年。スマホはすっかり社会に定着したが、Webサービスの発展に伴い、ユーザーは常にデータの残量を心配するようになった。新プランによってユーザーのストレスを解消したい」と狙いを話す。
加入を促進するため、9月6日〜翌4月7日の期間中、新プランの契約者はデータ容量を無制限に使用できる「ギガ使い放題キャンペーン」も実施する。
また、使用量に応じて自動的に4段階の料金が適用される定額プラン「ミニモンスター」も9月6日から提供する。データ量の上限と月額料金は、1GBが2480円、2GBが4480円、5GBが5980円、50GBが6980円。
加入した家族の人数に応じて大容量プランの月額料金を割り引く「みんな家族割」も刷新。従来は家族全員が大容量プランに加入している必要があったが、今回から家族に「ミニモンスター」の加入者がいる場合も割り引きの対象とする。
割引額は、家族内に契約者が2人の場合は500円、3人は1500円、4人は2000円。サービス名も「みんな家族割+」に変更する。
スマートフォン契約者に提携先の商品を無料提供するキャンペーンも実施する。9月には、毎週日曜日にオンライン限定のクーポンを配信する「CYBER SUNDAY(サイバーサンデー)」を展開。ユニクロと提携し、オンラインストアで3000円以上を買い物をしたユーザーに対し、インナー「HEATTECH」を1枚プレゼントする。
10月には「SUPER FRIDAY(スーパーフライデー)」を再開し、毎週金曜日に「サーティワン アイスクリーム」のシングルコーン1個を無料で提供する。
また、8月27日の定例会見で菅義偉官房長官が「携帯電話料金は4割下げられる」と発言したことに、榛葉副社長が言及。
「今回の料金体系は従来よりも25〜30%割安になった」とした上で、「『4割』との数値は何らかの根拠に基づいた発言なのだろうが、通信ビジネスは価格だけでなく品質の面も大切。日本の通信網は4Gでカバーされており、海外よりもつながりやすい」と指摘。
政府側は国民のことを考えているのだろうが、当社もユーザーの声を大切にしており、目指すゴールは同じだ。数字(価格)も大切かもしれないが、品質も含めたトータルで議論していきたい」と見解を述べた。
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