東芝は11月2日、ラグビー部と野球部の運営からの撤退を検討しているという一部報道に対して「撤退を検討している事実はありませんのでお知らせします」「当社は、ラグビー部と野球部の活動を今後も継続してまいります」とのコメントを発表した。
東芝ラグビー部はトップリーグで5度の優勝を誇る名門だが、『日刊スポーツ』『スポーツニッポン』など大手スポーツ紙が「昨年12月に(ラグビー部の)運営継続を表明したが、(経営の)合理化徹底のため方針を転換する」などと報道。数多くのプロ野球選手を輩出してきた野球部の運営も「見直し対象となる可能性がある」と報じていた。
2015年に不正会計問題が発覚して以降、経営再建に取り組んできた東芝は、今年2月に元三井住友銀行頭取の車谷暢昭氏を会長兼 CEO(最高経営責任者)に迎え、さらなる経営改善に取り組んでいる。
スポーツ各紙の報道によると、車谷氏ら首脳陣は運営コストがかさむ運動部の体制を問題視し、スポーツ選手のリストラも例外としない方向で検討しているという。
東芝は昨年12月、プロバスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」を300万円でディー・エヌ・エー(DeNA)に譲渡していた。
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