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» 2018年11月01日 07時30分 公開

北海道日本ハムファイターズ、ボールパーク建設の狙いは? (1/2)

北海道日本ハムファイターズがメイン本拠地を札幌ドームに移して十数年。新たなホームグラウンドとして2023年に「北海道ボールパーク」(仮称)の開業を計画している。ボールパーク建設の狙いとは……?

[伏見学,ITmedia]

 2023年3月のこけら落としを目指して、プロ野球チームの北海道日本ハムファイターズが新スタジアムの建設を進めている。

北海道日本ハムファイターズなどが進める新球場のイメージ 北海道日本ハムファイターズなどが進める新球場のイメージ

 いや、厳密に言えば、スタジアムではなく「ボールパーク」だ。ファイターズが構想するのは、野球のスタジアムを中心に据えるものの、公園や商業施設など複合的な機能を持った空間である。掲げるメッセージは「世界がまだ出会ったことのないボールパークを」。

 建設場所は札幌市に隣接する北広島市。約36ヘクタールの「きたひろしま総合運動公園」が予定地となる。総工費は約600億円。18年3月にはファイターズ、日本ハム、電通が合同で、ボールパーク計画を推進する新会社・北海道ボールパークを立ち上げ、19年9月には新球場を保有・運営する新会社を設立予定など、今まさに建設プロジェクトの真っただ中にある。

 このボールパークの重点テーマは3つ。新しい拡張観戦体験を提供する「次世代ライブエンターテイメント」、大自然のアクティビティや最先端健康ソリューションを提供する「最先端ウェルネスライフ」、スポーツを核としたオープンでフラットな街づくりを目指す「未来型リビングコミュニティ」である。

 これらを実現するために重視するのがテクノロジーだ。北海道日本ハムファイターズでICTアドバイザーを務める森岡裕史氏は「ボールパークのICTプラットフォーム化によって来場者の安心・安全を確保するとともに、利便性を高めていきたい」と意気込む。例えば、ボールパークにおいては、移動手段をサービスとして提供するMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)や、ウェアラブル端末のスマートバンドの活用なども想定する。

 球場内の大型ビジョンにもこだわる。現在、米国の野球スタジアムで最も大きいビジョンは、シアトル・マリナーズの本拠地、セーフコ・フィールドにある62メートル×17メートル。これを上回るサイズにする計画だという。ちなみに、札幌ドームのビジョンは32メートル×8.64メートルだ。新ボールパークの予定収容人数である3万5000人が同時に同じコンテンツを見る演出装置としてビジョンの役割は重要なのだという。

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