マーケティング新世界
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» 2019年12月18日 08時00分 公開

中国マーケティング最前線:今年の「中国人が日本で行った場所・したい事」ランキング “マニア化”顕著に (1/2)

今年の「中国人が日本で行った場所・したい事」をSNS投稿から分析、ランキング化した。最上位が定番化する一方でよりマニアックな「コト消費」傾向が顕著に。

[服部良祐,ITmedia]

 最近は韓国の訪日客が減少傾向のせいもあり、ますます存在感を高めている中国人のインバウンド需要。特に近年は日本でちょっとマイナーな観光地を訪れたり、変わった体験をしてみる「コト消費」が人気だ。中国人向けSNSの投稿から2019年の「中国人が日本で行った場所・したい事」の独自データを分析したところ、日本のリアルな人気スポットが浮かび上がった。

photo 2019年はどんな日本のスポットや体験が中国人に人気だった?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

札幌が2位から4位に後退

 調査データは、中国向けマーケティング分析を手掛けるトレンドExpress(東京・千代田)が1〜10月分の中国人向けSNS、ウェイボーへの投稿を集計して分析。「日本で行った場所」では約42万件、「日本でしたい事」では約110万件の投稿を元に、浮上したキーワードをランキング化した。

photo 中国SNSで「日本で行った」の口コミ件数が多かった観光地・スポットのランキングトップ30(トレンドExpressがウェイボーの投稿から分析。クリックで拡大)

 まず、「日本で行った」という口コミで投稿されたスポットのランキングを算出したところ、前年に続き1位は「沖縄」に。一方で同じく中国人客に根強い人気を誇ってきた北海道の札幌は、18年の2位から4位に後退した。

 本データは「SNSで話題になったか」の指標を基にしたランキングのため、必ずしも来訪者数と完全に相関する訳ではない。ただ、10位までの上位陣が比較的似た顔ぶれな一方、12位「あべのハルカス」や14位「箕面」など、外国人が訪れるにはちょっとマニアックな場所もより浮上している傾向がより顕著となった。13位の「新橋」などは一見観光地に見えないエリアだが、ドラマや漫画で日本の居酒屋文化が中国で近年紹介されることで、こうした日本人に割と日常的な場所も「コト消費」の文脈で楽しまれているようだ。

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