ホームセンター大手のカインズは8月24日、生活用品などを中心に、約7200品目を9月2日から値下げすると発表した。一時的な値下げではなく、継続的な取り組みとしている。新型コロナウイルスの感染拡大により経済が落ち込む中、生活に直結する商品を中心に値下げを行い、需要を喚起したい考えだ。
値下げする商品は、寝具や消耗品を含む生活用品のほか、アウトドア用品やプロ向け資材など多岐にわたる。従業員にアンケートを行い、同社で扱う全ての商品の中からより家庭への貢献度の高い商品を選定したという。
同社はこれまで、セールなど一時的な値下げは行ってきたものの、継続的な値下げは初となる。対象商品もこれまでの約2倍に増やした。平均で2割程の下げ幅となるという。
広報担当者によると、ステイホーム期間中、自宅でより快適に過ごしたいと考える人が増え、DIY用品など「家関連の商品」の需要が高まったという。今後も、感染防止に関する商品の安定供給などに加え、顧客ニーズに応じた施策を行いたいとしている。
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