富士通はこのほど、スーパーマーケットなどの小売り事業者向けに、レジを通さず、スマホアプリを使う決済システムを発売した。利用者は、スマホアプリで商品のバーコードをスキャンして決済できる。レジの混雑を解消し、省人化やレジ台数の削減につなげ、運用コストを低減できるという。
利用者は自身のスマホアプリから買い物する店舗にチェックインする。商品のバーコードをスキャンしながら買い物をし、最後にアプリで決済を行う。決済後にはスマートフォンに表示されるQRコードを、店舗の出口に設置したQRコードリーダーにかざす。こうした仕組みで盗難も防ぐという。
スマホアプリは、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスと共同で開発し、富士通が製品化した。10月20日〜23日にオンラインで開催される「CEATEC 2020 ONLINE」で、活用方法や利用例を紹介する。
富士通は今後、ネットスーパー機能や、店舗内でのマーケティングを支援する機能もAPI経由で提供していく。2022年度末までに、関連ビジネスを含め約200億円の売り上げを目指している。
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