コロナ禍をきっかけに在宅勤務が広がる一方、コミュニケーション不足で悩む企業が増加している。人材総合サービスのエン・ジャパンでも、特に営業担当の若手社員を中心として問題が発生した。在宅での慣れない業務に不安が募り、ミーティング中に泣き始めてしまう……というようなことが何度か起きてしまったという。
その問題を解決したのが“バーチャルオフィス”だ。営業担当が多く所属する人財プラットフォーム事業部を中心に「oVice」(以下、オヴィス)というバーチャルスペースを活用し、オンライン上で活発にコミュニケーションできる環境を構築した。
今後も在宅勤務を継続するためオフィスは縮小し、バーチャルオフィスを全社に展開する予定だ。総務部でも「マネジメント上で必要な個人の情報を把握がしにくくなっていましたが、(バーチャルオフィスの実現で)入社して日が浅い社員のリテンションにつながると考えています」(総務部担当者)と期待が高い。
社内でオヴィスの導入を先駆けた人財プラットフォーム事業部では、情報交換が活発になり、営業成績もアップしたという。導入に携わったマネージャーの峯崎直哉氏とメンバーの杉本美晴氏に、バーチャルオフィスを活用してコミュニケーション不足を乗り越えるまでの話を伺った。
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