リクルート住まいカンパニー(東京・港)は、「SUUMO 閲覧数が急上昇した街ランキング2020」を発表した。
2019年1月〜9月および20年1月〜9月の期間、ユーザーがSUUMOで閲覧した賃貸物件の閲覧数を街(駅)ごとに集計。対象は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の駅で、駅から徒歩15分以内にある賃貸物件。100位以内にランクインした駅を、昨年同期と比較してランクアップ数で順位付けした。
その結果、ランキング1位は埼玉県の「和光市」、2位は「立川」と、再開発された郊外の街が2トップを占める結果となった。一方、3位以下には「西大井」「代官山」「祐天寺」と都心のエリアが続いた。
和光市は3月に南口の再開発が完了。リニューアルした駅ビルの「EQUiA PREMIE和光」には、「成城石井」や「マツモトキヨシ」など25店舗が入り、生活の利便性が向上した。今後は北口も再開発される予定で、低層階に商業施設が入る34階建ての超高層タワーマンションの建設を計画している。また、21年には市役所近くの広大な土地に、認定こども園や学童クラブ、プールを備える複合施設が完成する。
和光市役所は「東京メトロ副都心線・東急東横線の相互直通の運転を始めて以降、持ち家や賃貸を問わず、若い世代の転入が増えています。その要望に応えるために住宅の供給を増やしていきたい」と今後の展望を語っている。
2位の立川駅は、4月に駅の北側に大型複合施設「GREEN SPRINGS」が開業。人気の飲食店やホテル、オフィスなどが入居し、オープン当初はメディアでも話題になった。今や若者から子連れのファミリー、シニアまで、幅広い層でにぎわう立川の新名所となっている。
3位の西大井駅周辺は複数の路線が利用でき、7線6駅が徒歩でアクセス可能だ。19年11月からは相鉄・JR直通線の停車駅となり、JR埼京線と直通運転が開始され、渋谷や新宿といったターミナル駅へのアクセスが向上した。西大井は住宅街でありながら、交通利便性がさらに上がったことから、注目が高まった可能性がある。
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