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調査リポート
» 2021年01月13日 19時00分 公開

旅行、飲食関連でコロナ禍が影響:倒産件数が2年ぶり「減少」、支援策が下支え 新型コロナ関連倒産は792件 (1/2)

東京商工リサーチが発表した全国企業倒産状況によると、2020年1〜12月の負債1000万円以上の企業倒産件数は前年比7.2%減の7773件。2年ぶりに前年を下回った。一方、新型コロナ関連の倒産は792件に達し、旅行やアパレル関連などの大型倒産も目立った。

[ITmedia]

 東京商工リサーチが1月13日に発表した全国企業倒産状況によると、2020年1〜12月の負債1000万円以上の企業倒産件数は、前年比7.2%減の7773件だった。負債総額は14.2%減の1兆2200億4600万円。新型コロナウイルス関連の支援策によって夏以降の倒産件数が前年より少なくなり、年間でも2年ぶりに前年を下回った。一方、新型コロナ関連の倒産は792件に達し、旅行やアパレル関連などの大型倒産も目立った。

2020年の倒産件数は2年ぶりに減少

 年間の倒産件数が8000件を下回ったのは30年ぶりだという。コロナ関連の資金繰り支援や助成金などの支援策が中小企業を下支えし、7月以降は6カ月連続で前年同月を下回った。

 産業別の倒産件数では、外出自粛などで影響を受けた飲食業や宿泊業を含む「サービス業他」が1.0%増の2596件と最多。一方、巣ごもり需要によって来店客が増えたスーパーなどを含む「小売業」は14.3%減の1054件と、3年ぶりに前年を下回り、過去30年間で最も少なかった。「建設業」「製造業」「卸売業」「情報通信業」も前年を下回った。

産業別の倒産件数構成比(=東京商工リサーチ調べ)

 原因別では、「販売不振」が5.7%減の5729件で最多だったものの、2年ぶりに前年を下回った。販売不振と「既往のシワ寄せ」「売掛金等回収難」を合わせた「不況型倒産」は6.2%減の6526件となり、全体に占める構成比は83.9%と30年間で最も高くなった。

 負債額は「1億円未満」が5.7%減の5925件と最多だった。全体に占める割合は76.2%と前年より1.2ポイント上昇。30年間で最も高い水準となり、小規模な事業者の倒産の割合がさらに高くなった。「1億円以上5億円未満」は14.6%減の1415件、「5億円以上10億円未満」が7.1%減の235件。一方、「10億円以上」は7.0%増の198件で、5年ぶりに前年を上回った。

負債額別、倒産件数構成比(=東京商工リサーチ調べ)
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