マツダ、新しいミッドサイズSUV「CX-60」の日本仕様を公開 今秋に発売予定：「CX-5」の代替えを狙う

[ITmedia]

　マツダは4月7日、新型クロスオーバーSUV「MAZDA CX-60」の日本仕様を公開した。同社の主要車種である「CX-5」の代替えや、まだ国内において選択肢の少ないミドルサイズでの需要獲得を目指していく。日本での販売開始は2022年初秋を予定している。

マツダは「MAZDA CX-60」の日本仕様を公開（出所：リリース、以下同）

　同社の売れ筋はミッドサイズSUVの「CX-5」である。4気筒エンジンのCX-5に対し、CX-60では新開発の6気筒エンジンを搭載。国産SUVでは唯一であり、「プレミアムブランドに対する選択肢」として位置づける。また、CX-5の2.2リッターディーゼルエンジンに対し、3.3リッターディーゼルエンジンを搭載。排気量を増加させながら、高燃費を実現した。

　CX-60は全幅1890ミリと、CX-5の1845ミリよりもかなり大きい。現状輸入車が中心のラージ商品で、「マツダらしい」製品を展開していくという。

「MAZDA CX-60」

「MAZDA CX-60」

　安全性では、ドライバー・パーソナライゼーション・システムを同社として初導入する。車内に設置したカメラを使い、ドライバーの目の位置などを分析することで常に正しいドライビングポジションを自動で調整できるようにした。また、ドライバー・モニタリングと連動し、ドライバーが意識を失った場合や居眠り運転を認知したときに減速・停止する「ドライバー異常時対応システム」も導入する。

　価格は幅広く設定する方針だ。最も安いグレードは、CX-5と同等の価格を用意するという。

「MAZDA CX-60」