消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
現在、どのくらいの頻度で「食コミュ」(「食」を通じた人と人とのコミュニケーションのこと)をとっている人が多いのだろうか。15〜79歳の男女に聞いたところ「とっている」と答えたのは67.4%であることが、エバラ食品工業の調査で分かった。
「食コミュをとっている」と答えた人を男女・年代別にみると、男女差は、10、50、70代では10ポイント以上となり、それぞれ女性が大幅に高い。特に10代女性は、食コミュの頻度が「週1日以上」という人が76.3%と突出して高く、「家族や仲の良い友人との食コミュを楽しむ機会が多いようだ」(同社)
コロナ禍前と比較し、食コミュの状況はどのように変化しているのだろうか。食コミュを全くとっていない人の割合は、コロナ禍前の19.6%から現在は32.6%と、13.0ポイントも上昇。全年代で、コロナ禍前よりも増加した。この結果について、エバラ食品工業は「新型コロナウイルス感染拡大を受け、感染症予防のため不要不急の外出を自粛した人が増加した影響が大きいのではないか」と分析している。
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