「年収」をどう考えているのか 転職活動中の人と何もしていない人で違い希望の仕事が見つからない

» 2023年01月18日 16時02分 公開
[ITmedia]

 転職活動をしている(した)人と、転職検討中だが何もしていない人では、「年収」の考え方にどのような違いがあるのだろうか。24〜34歳の男女に聞いたところ、転職活動をしている人は「希望条件がかなえば現年収から下がってもよい」(活動中11.9%、非活動中9.9%)、「希望条件がかなわなくても年収が上がることが優先」(32.6%、27.2%)と答えている人が多いことが、オープンワークの調査で分かった。

 一方、何もしていない人は「すべての条件がかなわなければ転職をしたくない」(11.6%、17.1%)と答えた人が多かった。この結果について、オープンワークは「実際に転職活動をしていく中で、自分自身が大切にしたい価値観が顕在化されやすいと言えそうだ」としている。

転職時の年収に対する考え方(出典:オープンワーク)

 転職活動をしている人は、転職に対してどのような不安を感じているのだろうか。この質問に対し、「希望にあった仕事が見つからないかもしれない」(37.4%)と答えた人が最も多く、次いで「転職先の社風や風土が自分に合わないかもしれない」(33.1%)、「新しい職場でよい人間関係が築けるか不安」(32.0%)と続いた。転職時の条件よりも、転職後の環境への不安を挙げる人が目立った。

転職を考えるにあたっての不安(出典:オープンワーク)

 転職活動中の人に比べ、何もしていない人はほぼ全ての項目でスコアが高い。中でも「年収が下がるかもしれない」(40.6%)、「新しい企業・環境に適応できないかもしれない」(31.1%)への不安が高い傾向がうかがえた。

 インターネットを使った調査で、1都3県に在住する24〜34歳の男女約2500人が回答した。調査期間は2022年11月15〜21日。

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