転職活動をしている(した)人と、転職検討中だが何もしていない人では、「年収」の考え方にどのような違いがあるのだろうか。24〜34歳の男女に聞いたところ、転職活動をしている人は「希望条件がかなえば現年収から下がってもよい」(活動中11.9%、非活動中9.9%)、「希望条件がかなわなくても年収が上がることが優先」(32.6%、27.2%)と答えている人が多いことが、オープンワークの調査で分かった。
一方、何もしていない人は「すべての条件がかなわなければ転職をしたくない」(11.6%、17.1%)と答えた人が多かった。この結果について、オープンワークは「実際に転職活動をしていく中で、自分自身が大切にしたい価値観が顕在化されやすいと言えそうだ」としている。
転職活動をしている人は、転職に対してどのような不安を感じているのだろうか。この質問に対し、「希望にあった仕事が見つからないかもしれない」(37.4%)と答えた人が最も多く、次いで「転職先の社風や風土が自分に合わないかもしれない」(33.1%)、「新しい職場でよい人間関係が築けるか不安」(32.0%)と続いた。転職時の条件よりも、転職後の環境への不安を挙げる人が目立った。
転職活動中の人に比べ、何もしていない人はほぼ全ての項目でスコアが高い。中でも「年収が下がるかもしれない」(40.6%)、「新しい企業・環境に適応できないかもしれない」(31.1%)への不安が高い傾向がうかがえた。
インターネットを使った調査で、1都3県に在住する24〜34歳の男女約2500人が回答した。調査期間は2022年11月15〜21日。
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