「イオンシネマとなみ」開業、新業態の特徴は?ドルビーアトモスを導入

» 2023年03月27日 08時19分 公開
[堀内ひろITmedia]

 イオンエンターテイメントは7月、富山県・砺波市のイオンモールとなみにシネマコンプレックスを開業する。施設名は「イオンシネマとなみ」。全5スクリーンで、座席数は計414席(車椅子スペース含む)ある。

「イオンシネマとなみ」が7月にオープン(出所:イオンエンターテイメント、以下同)

 イオンシネマとなみの特徴は、立体音響技術「ドルビーアトモス」を国内で初めて全スクリーンに導入すること。「これまでにないリアルなサウンドでシアター内を満たし、制作者の意図通りに縦横無尽に空間内を移動させることで、まるで作品の中に入り込んでしまったかのような没入感を味わえる」(イオンエンターテイメント)という。

 また、県内で初めて全スクリーンにレーザープロジェクターを導入。2Kレーザープロジェクターで、従来よりリアルで鮮明な映像を映し出せるという。

「ドルビーアトモス」を全スクリーン導入

 全スクリーンに、電動リクライニング付きの「ハイグレードシート」、寝そべりながら鑑賞できる「コンフォートシート」、モケット調の生地を使った「通常席」の3タイプを用意。全座席に両ひじ置きを採用している。

3種類の座席

 同館は、次世代型オペレーションを目指すイオンシネマの新業態でもある。オンラインチケット予約購入システム「e席リザーブ」を利用した顧客を対象に、発券の手間を省略。混雑を避けたスムーズな入場が可能となる。

 飲食売店では、スマホでオーダーから決済まで完了するモバイルオーダーによるオペレーションを実現。また、セルフレジ・キャッシュレスレジを設置し、ポップコーンやドリンクの提供時間の短縮を図っている。

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