トヨタ自動車は6月21日、高級ミニバンの新型「アルファード」「ヴェルファイア」を発表した。4代目に当たり、8年ぶりのフルモデルチェンジとなる。同日、ガソリン車とハイブリッド車(HEV)を発売。今後、プラグインハイブリッド車(PHEV)も投入する。2車種で月8500台(うち7割がアルファード、3割がヴェルファイア)の販売を目指す。
TNGAプラットフォームをミニバン用に最適化。車両剛性を従来と比べて約50%アップした。サスペンションも見直し、振動を約3分の1まで低減したという。
2車種ともに外観は「力強さ」をテーマに、闘牛が躍動しているかのようなモチーフのデザインを採用。運転席と後列シートとの距離も従来型比で5〜10mm拡充し、広さとゆとりを確保した。
アルファードは、2.5L直列4気筒DOHCエンジン(A25A-FXS)を搭載したトヨタハイブリッドシステムを採用。システム最高出力250psの高出力と同時に、燃費性能も向上させた。一方、ヴェルファイアは、2.4L直列4気筒ターボエンジンを設定。従来型の3.5L V6エンジンに対し、少ない操作量でも重さを感じない加速を実現したという。
アルファードは540万円から、ヴェルファイアは655万円から。サブスクサービス「KINTO」でも取り扱いを始めた。
両車種は、トヨタにとって「最高級ミニバン」に位置付けられる車種。アルファードは2002年に誕生し、08年(2代目)、15年(3代目)と過去3度にわたって全面刷新を重ねてきた。08年には個性を求めるドライバー向けに、ヴェルファイアを投入した。
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