新入社員が理想的だと思う上司 2位「言動が一致」、1位は?

» 2023年10月03日 11時15分 公開
[堀内ひろITmedia]

 会社への定着が課題となる新入社員。「仕事をしていく上での不安」を聞くと、最も多かったのは「上司・同僚など職場の人とうまくやっていけるか」(68.6%)であることが、日本能率協会(東京都港区)の調査で分かった。

(出所:写真AC)

 2位は「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」(65.6%)、以下「仕事での失敗やミス」(50.7%)、「ビジネスマナーや常識」(48.4%)が続いた。

 男女別にみると、「仕事に対する現在の自分の能力・スキル」「仕事での失敗やミス」は、男性より女性の割合が高くなっていた。

仕事をしていく上での不安(出所:日本能率協会、以下同)

 理想的だと思う上司・先輩は「仕事について丁寧な指導をする上司・先輩」(79.0%)がトップ。次いで「言動が一致している上司・先輩」(53.2%)、「部下の意見・要望を傾聴する上司・先輩」(47.3%)、「仕事の結果に対するねぎらい・ほめ言葉を忘れない上司・先輩」(45.0%)が続いた。

 男女別にみると、「仕事だけでなく、プライベートも大事にする上司・先輩」では、男性より女性の割合が高くなっていた。

理想的だと思う上司・先輩

 抵抗がある業務については「上司や先輩からの指示があいまいでも質問しないでとりあえず作業を進める」(83.7%)と答えた人が最も多かった。このほか「知らない人・取引先に電話をかける」(67.4%)、「会議や打ち合わせで自分の考えを発信する」(58.6%)が半数を上回っていた。

仕事をしていく上での抵抗感

 「定年まで一つの会社に勤めたい」または「機会があれば転職・独立したい」どちらが多いのか質問した。「定年まで一つの会社」が69.9%、「転職・独立」は30.1%という結果に。

「定年まで一つの会社に勤めたい」か「機会があれば転職・独立したい」か

 インターネットによる調査で、対象は同協会の新入社員向けセミナー参加者675人。調査期間は4月4〜11日。

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