今や犬と猫の飼育数は1600万匹を超えて15歳未満の子ども(約1450万人)の数を上回るとされ、ペットにかける費用も年々増えている。
ペット保険を販売するアニコム損害保険が3月に発表した昨年1年間に飼い主がペットにかけた支出調査によると、犬は前年比3.4%増の35万7353円に拡大した。そのうちの約18%が「フード・おやつ」(前年比0.2%増)で、飼い主からは「フードを良質なものに変えた」、「少しでも楽しく暮らせるよう食事のレパートリーを増やした」といった声が聞かれたという。
実際、そうした声を反映して、高島屋や東急百貨店、そごう・西武といった大手百貨店は、ペットフードメーカーなどと協業して1万円を超える豪華な「犬用おせち」のラインアップを増やしている。特別な日にお金をかける「メリハリ消費」の広がりもあり、愛犬の誕生日などに“ごちそう”をプレゼントする飼い主も増えている。晩婚化や非婚化で子どもがいる世帯が減少する中、ペットへの支出は今後も拡大しそうだ。
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