「麻布台ヒルズ」まるで立体迷路 地上はアップダウンあり(2/2 ページ)

» 2023年11月21日 06時00分 公開
[産経新聞]
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目立つ環境配慮型の日本初出店

 とはいえ、広大なエリアには日本や東京で初めて出店する飲食店や、麻布台ヒルズ限定の商品やサービスを提供する魅力的な店舗、ベンチャー企業やアートと関わることができる施設なども数多く入り、訪れる価値は大きいといえそうだ。

 一方で、商業施設内は、環境問題や動物愛護などの観点を主軸に置いており、ビーガン(完全菜食主義者)や持続可能な開発目標(SDGs)をコンセプトにした出店が目立った。

麻布台ヒルズの地下は四方に広がり、数多くの店舗が入る=20日午前、東京都港区(酒井真大撮影)

 メニューや店舗づくりを持続可能な素材にこだわったベトナム発祥のピザレストラン「ピザフォーピース東京」や、インドネシアのバリ島で植物由来の食材料理を提供するプラントベースレストラン「アルケミー」の日本初出店は、その象徴として映る。

 また、森JPタワーの4階に入るコンビニのファミリマートも環境配慮型の店舗となっている。看板部分は工場で出た端材デニム生地を「アップサイクル」して左官素材として使用。容器を持参すれば無料で冷水や炭酸水を給水できるサーバーの設置や、ナッツやチョコレートなどを再生可能な紙袋に入れて量り売りするなどファミマとして初めての試みを実施する。

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