EVにはモーターを動かすバッテリー(電池)が搭載されている。自動車ジャーナリストの佐藤篤司氏は「バッテリーによって車体の重量が1.5倍程度になるので、タイヤが減りやすく、道路へのダメージもある。タイヤ交換が早いと廃棄も増えるので環境に良くない」と指摘する。
近年は、タイヤ大手各社も「EV専用タイヤ」を開発しているが、佐藤氏は「専用タイヤは転がり抵抗は少ないが、EVは(タイヤと車体をつなぐ)サスペンションも固いため、乗り心地に影響するという課題も残る」と語る。
EVをめぐっては米運輸安全委員会で昨年3月、EVの車体重量が重いことで、事故時の重傷や死亡リスクが高まっていると指摘された。ロイター通信が報じた。
日本でも今後EVの普及が進めば、「重さ」の問題も意識されそうだ。
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