転職を考える際、何社くらいの転職エージェントに登録するのが一般的なのか? また希望の転職を叶える、満足度の高い転職エージェントとして、経験者はどこを挙げるのか?
採用動画プラットフォーム「moovy」を運営するmoovy(東京都渋谷区)の調査によると、転職活動時に2社以上の転職エージェントに登録していたことがある人は73.0%に上った。
「1社」が27.0%、「2社」が41.0%、「3社」が19.0%、「4社」が13.0%、「5社以上」が10.0%という結果に。年代別の特徴としては、「5社以上」と回答した40代は15.5%と他年代より多く、選択肢を増やすために複数社に登録したものと推測できる。
「2社以上に登録した」という252人に、複数の転職エージェントを利用したことによるメリットを尋ねたところ、最も多かった意見は「多くの求人をみた上で応募できる」(81.3%)だった。そのほか「担当のコンサルタントの質を比較できる」(53.2%)、「いろいろな視点でキャリアアドバイスがもらえる」(43.7%)との声もあった。
実際にサービスを利用した人は、どの転職エージェントに対する満足度が高かったのか?
「利用満足度の高い転職エージェントがある」と感じている276人に最も支持されたのは「リクルートエージェント」(121人)だった。以降「dodaの転職エージェント」(53人)、「マイナビエージェント」(39人)と続いた。
満足度が高かった要因としては「求人数の多さ」(56.5%)を挙げる人が最も多かった。2位以降は「求人票の情報量」(47.8%)、「キャリアアドバイザーの知識と経験」(42.0%)との意見が続いた。
リクルートエージェントは業界最大手ということもあり提携企業が多く、豊富な求人情報を提供している。この幅広い選択肢が、利用満足度の高さにもつながっているようだ。
転職先が決まるまでに応募した企業数は、「6社以上」(23.0%)が最多だった。僅差で「2社」(21.0%)、「3社」(20.0%)と続いており、全体の約4割は、2〜3社の応募で転職先が決まっている。一方で「10社以上」との回答も一定数あり、転職エージェントでの活動は二極化傾向にあることが読み取れる。
転職エージェントを活用した転職の後、前職と比較した際にどれくらい年収が上がったかと質問したところ、「50万〜99万円上がった」(29.4%)人が最も多かった。
そのほか「0〜49万円上がった」が27.3%、「100万〜149万円上がった」が20.6%と、全体の88.0%が「年収が上がった」が、40代では「年収が下がった」という回答も見られた。
調査は、20〜40代の転職エージェントの利用経験者を対象にインターネットで実施した。期間は1月19〜21日、有効回答数は344人。
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