「#ワークマン女子」改名する理由は? 「地方だと女性客だけでは経営が成り立たない」 (1/2 ページ)

» 2025年01月24日 11時56分 公開
[堀内ひろITmedia]

 ワークマン(群馬県伊勢崎市)は、「#ワークマン女子」店を「Workman Colors」店に順次改名する。

photo 「Workman Colors」店イメージ(出典:プレスリリース、以下同)

 #ワークマン女子は、2020年に初出店した作業服や作業用品を扱わない一般客向けの店舗。店名に「女子」と付いているものの、男性用も取り扱っている。しかし、「人口の少ない地方だと女性客だけでは経営が成り立たない」(同社)ことから女子店の看板を外し、トレンド性を強化して女性客をさらに増やしながら、男性客の取り込みを図る。

photo 「#ワークマン女子」店イメージ

 #ワークマン女子という店名は、女性客の取り込みには効果があったが、開店時には「男性モノを扱っているか?」という問い合わせが来るといった弊害も出ていた。銀座店では2023年に#ワークマン女子からWorkman Colorsに改名したところ、男性売り場を拡大しない状態でも、男性客が10%増加したという。

Workman Colorsの店内
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