入社3年未満で退職したことについて、「とてもよかったと思っている」が44.2%、「どちらかといえばよかったと思っている」が39.7%となり、合わせて83.9%が「よかった」と回答した。一方、「どちらかといえば後悔している」は11.2%、「とても後悔している」は5.0%にとどまった。
そもそも、就職活動時に会社選びで重視した点は何だったのか。全体では、「会社の安定性、成長性」「会社の規模の大きさ」(いずれも17.3%)が最も多く、「福利厚生の充実」(16.4%)が続いた。
在籍期間別に見ると、半年未満で退職した人は「会社の安定性、成長性」「会社の規模の大きさ」を重視する傾向があり、1年以上〜3年未満で退職した人は「福利厚生が充実している」ことを重視する傾向が見られた。
また、「入社前に抱いていた会社のイメージと、実際に働き始めてからのイメージが異なる」と答えた人は、全体の6割超に上った。時期別では、「1週間未満」で違和感を覚えた人が34.3%、「1カ月未満」では56.6%と半数を超えた。特に、3カ月未満で退職した層では、「1週間未満」でギャップを感じた人が56.4%に達しており、早期退職者ほど入社直後にギャップを感じる傾向があった。
本調査は6月10〜16日、新卒で正社員として就職した会社を3年未満で離職した経験を持つ全国の18〜25歳の男女706人を対象に、インターネットで実施した。
「半年で辞めた」が57% 企業を悩ませる早期離職、その理由は?
Z世代の若手が突然の離職 「残念な早期退職」を防ぐために必要なのは?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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