メガネやサングラスの製造販売を手掛けるオンデーズ(東京都品川区)は8月20日、東京都品川区の天王洲アイルに新店舗「OWNDAYS天王洲アイル店」をオープンした。本社に近い立地を生かし、DX推進のテスト運用や新サービスの検証などを行うモデル店舗として運営する。店内にはキャッシュレスセルフレジや、生成AIを活用したメガネ提案サービス「OWNDAYS MIRROR」などを導入した。
OWNDAYS MIRRORは、店頭のタブレットに顔を映すとAIがおすすめのメガネを提案したり、バーチャル試着を体験できたりするサービスだ。
来店者の顔立ちや雰囲気をAIが分析し、かけたメガネの印象を言語化して表示する。さらに8種類ある「カジュアル」「フォーマル」などのカテゴリーを選ぶと、希望するイメージに合ったフレームを提案する。
バーチャル試着機能では、現在かけているメガネを画面上で消去し、新しいフレームをリアルタイムで合成表示できる。視力の弱い人でも、今のメガネを外さず試着できるのが特徴だ。
オンデーズは、「自分に似合うメガネが分からない」「視力が悪くて、試着をしても着用時の印象が分からない」といった課題解決を目指すという。
OWNDAYS MIRRORは天王洲アイル店を含む全国11店舗で同日から展開し、2026年3月末までに国内全店への導入を目指す。海外店舗にも順次拡大する方針だ。
競合のJINSでは、2016年からAIがメガネの“似合い度”を判定する「JINS BRAIN」や、2019年からメガネをかけたまま試着できるバーチャル試着サービス「MEGANE on MEGANE」などを提供している。2025年6月には、ユーザーの相談に対して店舗スタッフのように対話型で回答する「JINS AI」の実証実験を本格化した。
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「世の中の文字は小さすぎて、読めない!」 800万人が直面する“老眼問題”と働き方の落とし穴Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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